楽園写真家三好和義公式ブログ

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日本にも本格的なクルーズ・ブームがやって来ています。
海外の大きな豪華客船が日本にもたくさん来る時代。
そんなクルーズ旅を経験した人も多いでしょう。

でも、僕は「にっぽん丸」が好きです。
この船のポスピタリティ。
まさに日本の「おもてなし」そのもの。

撮影を担当させていただいているご縁があり、
何度も乗船していますが、
いつも、その完璧なサービスに感心しています。

今週末、また、その「にっぽん丸」に乗船します。
目的地は「屋久島」。
今回は撮影ではなく、クルーズのゲストとして呼ばれいます。


屋久島に行くまでは、
「旅の達人」!として屋久島のみどころ、楽しみ方を
写真でご案内します。

撮影で屋久島に行く時は飛行機ですが、
今回のような、ゆったりとした船旅は心が洗われます。

一度は「にっぽん丸」。
おススメです。





2015/05/28 (木) 09:41 | 旅写真 | comments(0) | posted by RAKUEN staffs
気温−10℃に風速20mの風が容赦なく吹き付ける。
雲がビュンビュン飛んで行く。
風が25mを越えるとロープウェイは止まってしまう。

▲ロープウェイの終点の標高は1324m。
さほど高くはないのに、この風景。
映画のセットみたいでしょ?


▲RX-1にも電子ビューファインダーを付けて片手で撮りまくる。
ファインダーの中の空が完全にブルーに抜けたのは、
9日間のロケの中で、わずか3分。


朝8時45分の始発で登って、最終便の午後4時まで頂上のロープウェーの駅でひたすら晴れるのを待つ。


▲ロープウェイの乗り場のガラスにできた氷の結晶をマクロ200ミリ(ミノルタ)で撮った。
 α99 MACRO 200mm F4 SS:1/750 F:4 ISO:200

この撮影で一番気を付けたのは、冷えたカメラの扱い。
そのまま室内に持ち込むと結露する。
バックに入れたまま、ゆっくりと室温にならす。
そうしないと、レンズの中まで曇って、後の撮影に支障がでます。
へたをすると苦労して撮った写真データが一瞬で消えてしまいます。


それにしても、あの緊張感。あの感動。今思い出しても心が震えます。


ロープウェイが停まってしまった日は
お宿の酸ケ湯温泉でのんびり。

2013年2月12日撮影











2013/03/11 (月) 11:19 | 旅写真 | comments(0) | posted by RAKUEN staffs
釧路湿原は日本最大の湿原。
その中で「コッタロ湿原」は原始の姿を残している所といわれている。

そのコッタロ湿原で日の出を見るため、展望台に登った。

樹々には樹氷がついている。
朝日にキラキラと輝き、ピンク色の花が咲いたよう。

▲登りつめると眼下に広がる未知の風景。
 α99 70-400mm F4-5.6 SS:1/125 F:8 ISO:200

他に誰もいない展望台で雄大な景色を、ひとりじめ!

そして、その朝日にサンピラーが出現。

▲太陽からのびるサンピラー
 α99 500mm F4 SS:1/2000 F:8 ISO:200

サンピラーは-20℃以下の極寒期だけに見られる珍しい現象。
太陽柱とも言い太陽の上下に光の帯が現れる。
僕は初体験。

▲駐車場から10分ぐらい。ツルツルに凍りついた急階段。
 ここでもモンベルのチェーンスパイクが大活躍!

▲エゾジカの群れがあちらこちらに
 α99 70-400mm F4-5.6 SS:1/60 F:6.7 ISO:800

(2013年1月20日撮影)





2013/02/19 (火) 15:03 | 旅写真 | comments(0) | posted by RAKUEN staffs
鳥好きカメラマンの間で「タンチョウを撮りに行く」といえば
「音羽橋」が有名です。

夜明け前から三脚が何十本と並ぶ「カメラマンの聖地」。

日本のみならず、世界中からカメラマンが集まります。

▲三脚が隙間無く並ぶ音羽橋

ここには何度行っても飽きる事はありません。
毎朝違ったシーンに心が躍ります。
今回も三度も行きました。

川岸には霧氷が花のように咲きます。
流れがあって凍る事がないので、
タンチョウ達が夜を過ごすねぐらがここにあります。

▲立ち上る気嵐の隙間から見えるタンチョウの群れ
 α99 500mm F4 SS:1/250 F:11 ISO:400

川面から気嵐が立ち上がる。
幽玄な世界。

寒さの厳しい日には−30℃まで下がる事もあるそう。
ちなみにこの日の気温は−20℃ほど。
冬用のブーツにはカイロを入れ、ズボンも4枚重ね。

素手で三脚を持つと手の皮が剥がれそうなほど冷えきり、
自分の吐く息でマフラーも凍る世界。

ここには2本の橋が掛かっていて、
歩道である1本は、朝の時間にはカメラマン専用。

二匹の若い鹿が川を渡って来ました。
奥にはつるの姿が。
「もののけ姫」のワンシーンのように、
立ち止まって僕の方を見てくれました。

▲つがいだろうか、牡鹿と雌鹿が川を渡って林の中に
 α99 500mm F4 SS:1/750 F:8 ISO:200

最近のカメラはホントに優秀です。

普通は寒い所での撮影はバッテリーの減りが早い。
すごく減りの早いメーカーもあって、隣のカメラマンは大変でした。
しかし、SONYのα99はバッテリー保ちも良好。
-20℃という世界でもトラブルがなく、
元気に動いてくれます。

ピントリングもスムーズ。
昔は動かなくなるのを防ぐ為にレンズの油を抜いたりしてたのに‥‥。

(2013年1月18日、22日、23日撮影)





2013/02/06 (水) 16:51 | 旅写真 | comments(0) | posted by RAKUEN staffs
僕が憧れる写真家は日本では土門拳。

世界では、アービング・ペンとリチャード・アベドンだ。

アービング・ペンはスチールライフや人物を得意とする。

風景作品は少ないが、その中で日本で撮ったものが1点ある。

「Seascape, Japan」 1964年。

どこで撮ったのだろう。山陰か?三陸か?

ずっと気になっていた。

そしてとうとう見つけてしまった。

伊豆南端の「蓑掛岩」がそれだ。

この時代、舗装された道もなく、大変な思いをしてたどりついたはず。

ひょっとして船で渡ったのだろうか。

▲僕の撮った蓑掛岩、彼岸への入り口か?(南伊豆町大瀬)

▲「Seascape, Japan」 1964年
日本でたくさん撮ったであろう作品の中から選らばれた1点。
「アービン・ペンの全仕事」展カタログ 東京都写真美術館 (1999年)

▲僕のコレクションにあるアービング・ペン
「ピンクの顔の男、ニューギニア」1970年 プラチナプリント


撮影データ
カメラ:ソニーα55
レンズ:16-35mm
シャッタースピード:1/160秒
絞り:F11
ISO感度:100
12月19日7:40撮影









2011/01/21 (金) 17:41 | 旅写真 | comments(0) | posted by RAKUEN staffs
海辺の村にはパパイヤやブーゲンビリアなど、南国の花が咲いているのに、

山頂には雪が降る、というのが屋久島だ。

「ひと月に35日雨が降る」とも言われる。

縄文杉が有名で最も樹齢があり、7000年とも言われているが、

本当はも〜っと古い一本の巨樹がこのどこかにあるらしい。

発表されていないだけ。

なんともロマンのある話だな。


撮影データ
α-55
70-200mm
1/60秒
F11
ISO200









2011/01/13 (木) 18:47 | 旅写真 | comments(1) | posted by RAKUEN staffs
屋久島の西部には海岸部から山頂まで、

自然が手つかずのままに残された奇跡の森が広がる。

世界遺産の意味は屋久杉だけじゃない。

この森があるからこその世界遺産なのだ。

行くとサル、シカに必ず会える森だが、1本の細〜い車道が通っている。

その道をドーンと広げて大型観光バスを通そうという計画があった。

わずかな金儲けのために大切な自然をつぶしてしまう。

世界遺産になってからの話だが、むちゃな話だ。

もちろん、そんな話は中止となったが・・・。

人間て愚かなものなんだ、と思った。

でも良かった!この森が残されて。

▲倒木に育ったオオタニワタリ

撮影データ
ソニーα-55
レンズ:11-18mm
シャッタースピード:1秒
絞り:F11
ISO感度:200






2011/01/12 (水) 18:24 | 旅写真 | comments(0) | posted by RAKUEN staffs
屋久島では樹齢1000年になってはじめて「屋久杉」と呼ばれる。

それより若いのは「小杉」と言われるのだ。

でも森で見るべきものは屋久杉だけではない。

シダや小さな苔の中にも宇宙は宿っている。

足もとの森を覗いてみよう。

▲樹高32m、胸高周囲4.4m、白谷雲水峡にある屋久杉。
「二代大杉」根元が空洞になっている。


撮影データ
α-55
16-35mm
F11
0.7秒
ISO100






2011/01/05 (水) 12:56 | 旅写真 | comments(0) | posted by RAKUEN staffs
 彼岸の景色を見て・・・。



月に一度、数日間だけ現れる大きな干潟。

丘の上から見下ろせるのは、日本ではここだけかも?

日の出と干潟のタイミングがピタリと合ったときにだけ撮れる。

でもこんなに美しいシーンを撮れるのは滅多にないという。

彼岸の景色を見てしまったような気持ちになった。

▲夜明け前の刻々と変わる空の色を映し込む。
▲日が昇ったあと、ヒタヒタと金色の波が打ち寄せ、幻のように干潟が消えてゆく。
共通撮影データ
α-55
70-400mm、24-70mm
11月26日



お宿はSEA SHOREがおすすめ。
お宿のPからも撮れるし、撮影ポイントの丘もすぐ近く。
料理も美味しいオシャレなホテル。
電話で問い合わせれば安い「カメラマン・プラン」もあるよ。


▲沖に見えた蜃気楼
400mm使用
α55で撮影
新舞子浜(兵庫)








2010/12/18 (土) 08:10 | 旅写真 | comments(0) | posted by RAKUEN staffs
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